勉強の中に遊びの要素が多かった小学生時代を終え、本格的に勉強を開始するのが中学生といえるでしょう。中学生になると算数が数学に変わりxやyといった抽象的な概念を使うようになり、新たに英語などの教科が加わります。
勉強が嫌いになったり苦手に感じるようになったりする子が増えるのもこの時期です。
小学校までは家庭教師を考えたこともなかった方の中にも弱点の強化、及び、より高度な学習をするために家庭教師を雇う人も増えはじめます。中学卒業と同時に義務教育が終了するため、進学を希望する生徒は皆、高校受験を経験することになります。
中学生の場合、一方的に教えられるのでは無く、生徒の方から家庭教師に質問する機会も増えます。生徒の質問に答えられるレベルの人材でなければ意味がありません。
中学生の家庭教師としては、大学生家庭教師とプロ家庭教師に分けられますが、大学生を家庭教師として雇う場合、子どもが目標としている学校出身者であれば、親近感が増したり尊敬したりすることが多くみられます。また学校生活なども詳しく教えてもらえるため、より学習に身が入ります。気の利いた家庭教師であれば、生徒と共に母校に訪問してくれる場合もあるようです。
家庭教師を効果的に利用する方法(中学生)
- 家庭教師を選ぶ際に子どもの意見もある程度聞き入れる
- 子どもの生活(クラブ活動など)に合わせた時間帯を選ぶ
- 家庭教師の学歴または経歴(実績)もある程度考慮に入れる
中学生くらいになると、家庭教師の授業に親が付き添うことはあり得ません。どのような授業を行っているのかは、壁の向こうということになります。成績を参考にするほか、子どもの意見も重要視するとよいでしょう。
中学生にもなると、子ども自身が家庭教師の教え方について、ある程度評価できるようになります。また、いくら評判の良い家庭教師でも向き不向きがあります。『この先生でAちゃんは合格したんだから、うちも・・・』というわけにはいかないことも覚えておく必要があります。100%とはいいませんが、ある程度子どもの意見も取り入れてやることが、結果的に子どもの学習意欲を高めることにもつながります。
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