家庭教師の利用方法はさまざまですが、家庭教師を依頼しようと思う一番の目的は、受験・学校の成績の向上があげられるのではないでしょうか?
学校の成績が良くない理由は、授業を理解できていない、興味がないなどがトップにあげられます。
学校の授業の場合、余程小規模な学校でない限り、1人の教師が40人近くの生徒に一斉に指導することになります。当然、授業を理解できる生徒とできない生徒が出てきます。限られた時間の中では、全員に質問の機会が与えられないこともあります。また、みんなの前で質問するのが恥ずかしい生徒もいるでしょう。そのため疑問を解決することなく授業が先に進んでしまい、その結果授業でやったことの理解が不充分なままになってしまうこともあるのです。
家庭教師が付いていると、学校で分からなかった疑問を解決することができます。1対1の家庭教師であれば、生徒に合わせたカリキュラムを組むことが可能になり、効果的な勉強ができます。
予習にしても復習にしても、生徒の理解度に合わせ、生徒が理解できるまで時間をかけて説明をすることができます。
学校ではあまりよく分からなかったという生徒にとって家庭教師の授業で「わかった」という喜びを感じることは、自信につながり、学習意欲の向上にむすびつきます。
ただし、家庭教師の訪問が週1回などである場合、時間が足りないこともあります。その場合は、予習よりも復習に重点を置いた授業にしてもらう方が効果的です。
授業の予習・復習を中心に見てもらうための家庭教師は、通学している学校の授業の知識を持ち合わせているのが理想です。そうでない場合でも、教科書や実際に使用している問題集などを見れば指導できるのが普通ですので特に問題はありません。家庭教師の向き不向きを判断する際は、テストの点数あるいは通信簿の成績よりも、子どもの学習意欲を観察するようにしましょう。成績があまりよくない生徒の場合、勉強嫌いになっていることがあります。その場合はテストの点数を上げるために勉強させるよりも、まずは勉強に興味を持たせることからはじめるとよいでしょう。
|