受験のために家庭教師を依頼する場合は、はっきりとした目標(志望校など)を決めておくことが大切です。的を絞った学習ができますし、何よりも生徒と教師の両方に張り合いがでます。受験科目、偏差値、併願校、志望校の入試問題傾向などの情報があればより効果的です。受験日が決定している場合はカレンダーなどに記載しておくとよいでしょう。
受験が目的であれば、普段から家庭教師を雇うのではなく、春休み、夏休み、冬休みなどに集中して来てもらう方法もあります。塾の短期集中講習を受講するために時間をかけて通うより、家庭教師に自宅に来てもらう方が通学時間の短縮にもなります。
また、受験を成功させるためにふさわしい家庭教師を雇うためには、面接に時間をかけましょう。最新の受験情報に敏感で、また積極的な人材が望ましいです。面接では親のみならず、子ども自身が教師と対話することも大切です。会話がきちんと成り立っているか、また相手の目を見て話せるかなども家庭教師の重要な要素です。この際、目標校の出身者が家庭教師というのも良いことです。会話が弾み、目標がより現実的なものとなるでしょう。勉強のみならず、志望校のキャンパスライフを実際に聞くことで、やる気が起きるきっかけにもなります。
受験は精神的にも苦痛になるものです。いくら実力があっても緊張しきっていては、受験を乗り越えることはできません。受験直前などの不安な時期に、普段のスケジュールを変更して、家庭教師に毎日来てもらいたいこともあるでしょう。その際柔軟な対応ができる教師であればより望ましいと言えます。他人事ではなく、生徒と一緒に泣き、笑い、一丸となって受験を乗り切る意気込みのある教師が理想です。
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